大正ロマンを代表する美人画家、竹久夢二。やわらかい描線には時代を問わずファンが多く、モダンに額装するのも合いますし、こちらのように和風額に入れて飾るのも落ち着きます。
実はこちら、とある画集の一ページを額装したものです。画集のページは厚手でしっかりとした洋紙です。カットしなければならない、裏にも印刷がある、という問題点をクリアできれば、作品を気軽に飾り替えられる楽しみがあります。同じマットをそのまま使う他、窓抜き寸法が違うマットを複数用意して、同じ額縁を使った飾り換えを楽しむことも可能です。
色合いが少ないグレーの作品背景に合わせ、額は
水墨画などにマッチする隅丸額(9755セピア色・規格寸30×60cm)を使用し、マットは浮世絵や絵画の色の鑑賞に適した
クリーム10042を選びました。薄暗闇でぼんやり浮かび上がる、どこか心許なげな少女の姿に自然に視線が留まります。
夢二の絵画に登場する少女や女性の視線はどこかぼんやりとしていて、ある時はこちらを見ていると感じたり、そうでなければどこか別の場所を見て物思いに沈んでいる様に見えたりします。画集を閉じてもあなたの心に残る、そんな姿絵を額に入れて飾ってみませんか?