書道半切サイズの掛け軸。床の間がなくなったのをきっかけに、洋室向けに額装し直しました。掛け軸の天地をカットし、裏板パネルに張り込んでから額縁にセットしています。
書道作品の定番である書道半切サイズは、35×135cm程度です。このサイズの作品を掛け軸に仕立てると、おおよそ45×195cmくらいになります。横幅はそのまま活かすとしても、195cmの長さは飾るネックになりかねません。実際、現代住宅だと、195cmの長さの掛け軸は天井高が足りずに持て余すことも多いです。
左右の幅よりも天地の幅を広めにする方が、安定感のある見た目になりますが、天地の余白はカットして額縁が大きくなりすぎないように配慮しました。基本的にはサイズ感はお任せいただければと思いますが、飾る場所の大きさ制限などがあればお知らせください。
無地のグレーの布地で仕立てられた掛け軸と、フラットデザインのシルバーのフレームの組み合わせで、すっきりとモダンな額装に仕上がりました。もともとの掛け軸の布地を活かした額装がおすすめですが、
特製マットを製作して周囲の色合いを変えることも可能です。