海外の美術館でご購入されたお皿です。誰の手によるものか、一目でわかるほど特徴的ですね。お皿のデザインに使われている絵は、ピカソの当時28歳だった恋人、マリー・テレーゼを描いたもので、制作時期は大作「ゲルニカ」が描かれた頃と一致します。
ピカソの作品は色合いも計算されていて、グッズを飾ったときの注目度も高いです。額縁の色はゴールドの中でも光沢が強く、色味がはっきりしたものを選びました。お皿の彩色には金が効果的に使われており、よく見ると金の中に細かい模様があることに気が付きます。フレームは大柄な模様があるものは避けシンプルな金に、背景もホワイト布ですっきりと仕上げました。ゴールド色の額縁は、太いものから細いものまで質感も多様で、選択肢に幅があり、決まった色の中でこれぞというフレームに出会える可能性が高いのがありがたい所です。
後ろに箱部分を作りつけるタイプのボックス額を選ぶ際、フレーム部分が細すぎると背面側に張り出すボックス部分のボリュームが目立つことがありますが、選び方に決まりはありません。立体感のある作品が額装されるということ自体にも見栄え効果があるので、印象の強い額を選んだとしてもミスマッチになることはあまりありません。むしろ、色合いや、作品に対しどの位のゆとりを採るかでも雰囲気が変わります。極端に狭くしすぎないのが無難でしょう。
今回のような形で、お皿を金具で固定する場合、額装をご依頼になる場合は実店舗に直接お持ち込みいただく形になります。当額装で使用しているようなクリア金具や、シンプルな形状のお皿をアクリルで押さえる方法、後ろからつかむような形で固定する方法などがあり、お皿の形状に適した金具や額装方法を選ばせていただきます。一部の金具については別売りをしていますが、末永く飾っていただけるよう、額装のプロにお任せいただくのが一番安心です。
配送上の破損リスクが高い品物は、お預かりすることができないため、弊社での額装作業はお断りさせていただいております。一応、額縁と組み合わせて使う皿ホルダーは販売しておりますが、近隣の額縁店に直接持ち込むことをお奨めいたします。