不定形のクリスタルトロフィーとシルバー楯をセットで飾りました。ただでさえ額縁へのセットが難しいクリスタル素材で、さらに不定形という難度の高い額装になっています。
シルバー楯は木材のベースに固定されていたので、額縁の背面からネジ止めして固定しました。ネジ止めに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、重量もある楯はしっかりとネジ止めして固定するのが基本になります。タテヨコと深さに余裕がある額縁が用意できれば、ネジ止めしてのセットは簡単です。
問題はクリスタルトロフィーです。当然ながら裏側まで透けて見えてしまうので、貼り付けたりはできず、素材的にネジや釘を打つこともできません。天地左右と正面背面で、物理的に押さえて動かなくさせる必要があります。
こちらのトロフィー、半分から下が三角形に尖っていますが、三角形の頂点から背面までの厚みは一定になっていました。クリスタルの頂点をぴったりと表面カバーで押さえることができるよう、額縁内部の深さを調整しています。トロフィーの底面に向かって、頂点が広がり続けるような形状だったとすれば、額装がより困難になったことでしょう。天地左右の埋め込みは、トロフィーの厚さの3分の1程度としたので、トロフィーの立体感が損なわれることなく額縁にセットできました。
クリスタル素材は割れ物で配送時のリスクが高いため、弊社で額縁へのセットまで行うか、額縁のみを製作してセットはお客様にお願いするか、入念な打ち合わせが必要になります。凸凹のあるようなトロフィーだと、額装自体が困難なこともあるかもしれません。飾りたい品物の画像を添えて、お問い合わせをお願いいたします。
問い合わせフォームで画像添付が可能ですのでお試しください。