学生生活を象徴する制服。こちらの額装では、セーラー服の襟(タイ)だけを飾りました。
日々ご家族が目にし、御本人も鏡の中で見かける姿です。衣類は出来るだけシワを寄せずに飾りたいもの。特にタイやリボンが付いた服は厚みがあります。深さのあるボックス額を使い、布地のふっくらしたラインを保って、押し込められているような窮屈感を出さないようにしました。胸の部分に当たる余白も利用し、想い出の写真も一緒に。身に着けた時の事をありありと思い起こせるような額装になりました。
襟を着せ掛けているハンガー部分には、装飾的なデザインカットを施してあります。同色のマットを2枚重ねにし、上段のマットにデザインカットを施しました。お写真は下段になったハンガーの上に貼り付けてセットしています。スペースの余裕があるので、お写真を増やすことも可能ですが、今回はシンプルに想い出のお写真を一枚セットしました。
模様入りのホワイト系マット(もみ紙白20101)を使い、完全な白を使うよりも柔らかく優しい雰囲気に。制服の紺襟の色も引き立ち、明るめの写真と相性の良いマット色です。冬服のカラーに準じて、ハンガーを紺系の色にすることも検討しましたが、タイの色が際立つ白に落ち着きました。
額は規格のボックス額(フォルファーボックス)です。すっきりとしたボックス額が多い中、こちらは24mmのフレーム幅に華やかな模様が施されており、目を引く額装が楽しめます。マットに施したデザインカットの模様とも相性が良く、優美な額装に仕上がりました。