正絹帯の刺繍部分をピックアップして飾りました。幅30cm程度、長い帯地を40cm程度にカットし、裏地を解いて表布だけにしてから、ベースとなる裏板に張り込んでいます。本来は張り込みベースの後ろに更に裏板を付属させますが、フレームの深さの関係上、張り込みベースが裏板を兼ねる構造になりました。
帯地の見えている部分が295×372程度です。マットを組み合わせるなら、
規格品の394×509(大衣)サイズがベストバランスで使えます。規格品を利用したマット付きの額縁もご提案いたしましたが、マット無しのこだわりで特注製作の額縁となりました。
選択したフレームは、
ブロック状の特徴的な形状を持つ、極太の「E-49506」です。マットの有無を忘れるほどの、インパクトのあるフレーム。確かに、こちらのフレームにはさらにマットを組み合わせる必要はないかもしれません。大切な帯地が、モダンな額装で生まれ変わりました。