願わくは
花のもとにて春死なむ
その如月の望月の頃西行法師の有名な歌をすっきりとしたシンプルな額で仕上げました。
フレームの色は黒、
マットは白、縁飾りの面金にシルバーと、潔く色を排した仕上がりです。こだわった紙色と繊細な書が浮き立つ額装になりました。小ぶりな仕上がりですが、ゆったりとした書自体の雰囲気がきちんと伝わってきます。
和の額装は自然な色が加わり仕上がっているものが多くありますが、作品を際立たせるために色を加えないのも一つの方法です。今回のような細い金属フレームを利用すると、控えめなモダンな雰囲気が出るのが特長です。木製では実現できない細めのフレームもあり、種類は限られますが、木地の質感が再現されたタイプもございます。今回の額装のように、和洋を問わず、お部屋に合わせた額装をご検討いただけるかと思います。是非ご相談ください。