絵札読み札各46枚、計92枚のかるたの額装です。2014年4月8日から2019年3月29日まで文化放送超!A&G+で放送されたラジオ番組、「久保ユリカが1人しゃべりなんて胃が痛い。」の番組グッズ「久保ユリカルタ」。リスナーからの投稿で作られた50音の文章に、久保ユリカさんが描きおろした絵札を添えた逸品です。
かるたは70×96ミリの大きさですが92枚の全てを並べると、額縁サイズが大きくなるのは避けられません。かるたを並べた土台のパネルは、940×1176ミリと、1m越えの大きさになりました。パネルの表面には、スエード赤の布貼りを施して、メリハリと高級感のある仕上がりになっています。
トランプの額装の場合、トランプの枚数分だけ窓抜きしたマットを組み合わせて飾りますが、トランプよりもかるたが大きく、また枚数も倍近いため、額装マットの最大サイズを超えてしまいました。マットを利用することができないので、土台となる布地の上に、ミリ単位以下の精度でかるたを並べて固定しています。
加えて、横向きの絵札が4枚だけ混じっているという、なかなか額縁屋泣かせのアイテムです。横向きがある列の間隔を広げると、統一感もなく間の抜けた印象になってしまうので、横向きが混じる列でも配置のバランスは変えないことにしました。作家様が横向きに描きたかったのだから、何とかバランスを取って飾るしかありません。