30×45cm程度の繊細な絹織物。おそらく、装飾としての用途に特化した飾り布です。
1ミリ厚にも満たない薄手の布地を、アクリルカバーと布貼りマットの間に挟んで額装しました。挟むだけでは固定として不十分なので、布用の両面テープを使用しています。
フリンジ(ヒゲ)が付いた布地と言えば、
ペルシャ絨毯が浮かびますが、ペルシャ絨毯などの場合、アクリルカバーと背景で挟むようなことはしません。毛足の長いふっくらとした風合いが損なわれてしまいます。布地にカバーが触れないように、深さのある額縁を用意するのがセオリーです。挟み込みが出来ないため、縫い付けも併用して額縁にセットすることになります。
こちらの布地は、強度的な心配があったため縫い付けを避けています。非常に細く大量のフリンジの処理に難儀しましたが、布用両面テープと挟み込みの併用で、美しい仕上がりが実現できました。