叙勲で授かる勲記(420×595の賞状)と勲章、褒章で授かる褒章記(367×517の賞状)と褒章は、どんな理由があるにせよ、再交付されることは無いようです。再交付の代わりに、有勲証状(勲記の代わり)、有章証状(褒章記の代わり)を申請し、交付を受けられます。
再発行ではない勲記と勲章を飾るなら、
こちらの叙勲額のようなバランスで菊紋・勲章・勲章ケースが賞状の左側にばっちり納まります。しかし再発行された有勲証明書は、本来の勲記に比べるとかなり小さめで、縦方向の長さが足りません。[菊紋・勲章・勲章ケース]の3つを飾れる高さはないので、証明書の左側にそのうちの二つを飾ることになります。今回は小さな菊紋を額縁の上部に付けることで、[菊紋・勲章・勲章ケース]の3つを余すことなく飾りました。ちなみに、菊紋は弊社でご用意いたしますので、勲章受章者様のお手元にはありません。
勲章ケースが紛失している場合も考えられます。
こちらの額装例のように、菊紋と勲章だけを飾っても良いでしょう。額縁に飾る品物に合わせて、レイアウトのご提案も差し上げますので、お気軽にご相談ください。
ちなみに叙勲や勲章が関連する日本の栄典制度は、2003年(平成15年)に全面的に改正されました。それ以前の勲章は若干現行のものよりも小さく、勲章ケースも一回り小さいものでした。(タテ98×ヨコ65×厚み25ミリ)額縁のタカハシの叙勲額・勲章額は勲章ケースも飾れますが、勲章ケースが小さいとはめ込んで飾ることができません。別途工賃ではめ込み部分の調整が可能ですので、改正前の勲章をお持ちの方はお知らせください。