アクリル板の仕切りを付けて、12区画に区切った立体額です。3ミリ厚のアクリル板に切れ込みを入れ、交差させてはめ込みました。それぞれの板が交差して支え合うことにより、アクリル板が歪むことなく形を保っています。
似た構造の[仕切り付 アートボックス50]を応用して製作した、「絵馬を貼り付けたりしたくない」というご希望を適えた額縁です。絵馬はアクリルの上に置いてあるだけなので、並び替えも自由にできます。重量物だと対応が困難ですが、絵馬のように軽い品物を飾るなら、なかなか面白い額縁に仕上がります。
欅の木目を楽しめるナチュラルフレームと、背景にはうぐいす色の額装マットを配置しました。天然木の色合いは千差万別で、ロットによっても色合いは大きく異なりますが、絵馬板とフレームの色合い・雰囲気が良く合いました。表現が悪くなりますが、たまたま同じような色で揃ったと言えます。こういった素地のフレームは、月日の経つごとに色合いを変えやすいので、風合いの変化も含めて楽しめると思います。干支が一周する頃には、違った顔を見せてくれることでしょう。