横に1メートルを超える作品をパネル状に仕立てました。
フレームがないのでアクリルなどの表面カバーを付けることはできませんが、作品そのものの風合い、質感を全面的に押し出して飾ることができます。こちらの作品は、まるで黄色地の中心に描かれたモチーフが浮き上がっているようにみえます。自然と中心に視線が集まるためか、パネル側面に若干見えている、キャンバスの地色もあまり気になりません。
パネル仕立ては、木枠に張られていないキャンバス画布を、土台となるパネルに張り込んで完成です。本格的な絵画をファブリックボード風に気軽に飾ることができます。
以前手掛けたパネル仕立ての作品は、折り込み部分まで見越した作品になっていました。できれば、側面まで塗られた作品をパネル仕立てにするのがベストですが、側面が無地になっても大きな違和感はありません。
作品が剥き出しになるという、保護性に欠けたデメリットはありますが、気軽に飾れるライトさがパネル仕立ての魅力です。木枠に張られていないキャンバス画布をお持ちでしたら、パネル仕立てで飾ることも視野に入れると良いかもしれません。