「さをり織り」とは『城みさを氏』が生み出した織り方です。均一で規則正しい従来の織物とは異なり、思うがまま自由に織っていくため、それぞれが世界に一つだけ。生まれたきっかけも『城みさを氏』が織り上げたショールのタテ糸が一本抜けていたのを見つけ、それに魅力を感じたからだそうです。そのちょっとしたキズを「キズ」ではなく「個性」に昇華し、逆に模様としてキズをたくさん増やしていった結果、高値で売れるほど評価される織物になったのです。
今ではただの織物ではなく、自分を表現できるアートとしても広まっています。そんな個性溢れた「さをり織り」を立体額で額装しました。
今回の品は両端にヒゲがついているため、絨毯と同じ方法で額装しました。端のヒゲをそれぞれ束ねて括り、揃えながら裏板に縫い付けてあります。表もよく見ると平坦ではなく凹凸があるため、立体額を使うことで質感を潰さないようにしました。
製作に使用した「03-1007WD」はナチュラル仕上げの綺麗なフレームで、ランダムに織られた作品の雰囲気にもよく似合っています。
布の作品にはそれぞれの作りに合わせた額装方法があります。どう飾れば良いのかわからない物でも、こちらからご提案差し上げますので是非ご相談ください。