静岡市立南部小学校が2018年に創立50周年を迎えたそうです。それまで使われていた校旗を想い出の品として額装しました。
フリンジ(房)のついた旗はこれまでもいくつか額装いたしました。ただ飾るとなると房の部分は自由に垂れてしまい、見た目にも影響が出てきます。そのため房を広げた状態でまとめ、しっかりと裏板に固定して額装します。その分、額は大きくはなりますが仕上がりを考えると必須作業となります。
額縁内の右下には、創立50周年を記した彫刻プレートを配置しています。プレートの下に土台を噛ませて、微妙に校旗と重なる位置関係としました。校旗に重ならないようにするには、額縁を大きくしないといけません。見た目のバランス的にも、額縁のコスト的にも、プレートのためだけに額縁サイズを大きくするのは避けたいところです。
今回はゴールドフレームの「D-N265G」と背面の赤いスウェード調の布地が、豪華に校旗を飾っています。既に色褪せてしまった部分もありますが、額装することで今後は紫外線カットなどの保存が可能になります。歴史のある思い出の品です。威厳はそのままに、これからも続く学校の歴史を見守ってくれることでしょう。