可愛らしい模様になっているコンパクトな北欧の織物。織物は立体的な質感があるので、素材感を損なわずに額装することが必要です。額装マットを使用して、表面カバーと織物の間に空間ができるように配慮しました。立体額を使ったり、
もしくはアクリルを入れずに額装することでも、布地の素材感を損なわずに額装することができます。
額装マットをつけることで、品物とアクリルが直接触れない奥行きが出ます。通常の並マットなら1.5ミリ程度の奥行きが確保できますが、2枚重ねのダブルマットを採用するなど、さらに奥行きをプラスすることも可能です。マットの効果は「余白を埋める」ことに目を奪われがちですが、「奥行きが出る」ことも大きなメリット。素材感を大切にするという理由で、刺繍なども同じくマットを付けて額装することがほとんどになります。
使用した「01-4008 濃紺」は、同じ形で他の色もあるフレームです。額縁はカラフルな色合いがあまり多くないため、はっきりとしたカラー系は重宝します。合わせる色によって作品が引き締まったり、ポップな雰囲気になったりと仕上がりを大きく左右します。
合わせるフレームに絶対の正解はありません。お好みの色や形の物をお選び頂けます。フレームを作品の洋服だと思ってみるのも良いかもしれません。洋服の好みは人それぞれ。額縁の選択も個人の好みで自由でかまいません。