べっ甲の髪飾りと螺鈿の櫛などを一緒に額装しました。こういった小物の額装では、如何にして品物を固定するかが肝になります。紐で留める方法もございますが、今回は固定土台を製作して使用しました。
固定土台は5ミリ厚のアクリルで作っています。髪飾りなどをはめて固定できるように、レーザーカッターでアクリルを正確にくり貫きました。アクリルの透明な土台で、微妙に品物が浮き上がって固定されるのがポイント。背面にべったり密着するよりも、格段に見栄えがします。
べっ甲と螺鈿で作られた和風の髪飾りと櫛ではありますが、模様の入ったモダンなフレーム「リネアグラフィカ」が上手くマッチしました。厚みのある品物を入れるため、内部に35ミリほどの深さを確保しています。
フレーム自体の深さにもよりますが、ある程度以上の深さになると、フレームとは別にボックスを作って組み合わせることになります。
当店は立体額の特注サイズも、web上で見積もりからご注文が可能です。リンク先にて寸法入力をお試しください。その場でフレームのラインナップと金額が表示されます。