若手の歌舞伎役者として活躍中の初代中村種之助さん。その押隈を裏打ちして額装しました。押隈といえば公演を終えた後、顔の化粧(押隈)を紙などに当てて押し写した品になります。押隈は額装したり掛け軸にしたりなど、歌舞伎ファンの間で愛蔵されています。
公演直後に取る押隈は、汗で滲んだ化粧で汚れやすく、白地の部分にもかすれ汚れなどがあるのが普通です。それらの汚れも含めて、舞台の熱気が伝わる押隈の魅力ではあるのですが、こちらの押隈はとても綺麗な品でした。
実物はヌメという、薄い絹布の一種に押されているため、裏打ちしての補強が必須になります。今回も弊社熟練のスタッフにより裏打ちを施し、
角丸が特徴的な和風のフレーム「一般額9755」で額装しました。既製の額縁を使用しているため、価格もリーズナブル。紙などの薄い品物が入る額縁には、他にも選択肢が幅広くございますので、マットの色も含めて好きな組み合わせでの額装が可能です。
押隈をお持ちの方は、裏貼り補強から額縁へのセットも含めて、是非当店にご相談ください。