七福神が乗った宝船。絹本に描かれた日本画をダブルマットで額装しました。
こちらの面金付きの額装マットをとは異なり、鮮やかな原色の色合いが際立つダブルマット仕様です。福の神の恵比寿を筆頭に、七福神が乗り合わせた縁起物の絵が明るく仕上がりました。
ダブルマットはその名の通り、2枚の額装マットを重ね合わせます。下段の差し色でメリハリを出したり、同じ色を重ねて奥行をプラスしたりと、面金付きのマットとはまた違う楽しみがあります。
今回はイエローのマットに朱色のマットを重ねました。お金にまつわる縁起物なので、黄色メインにするのは外せません。下段の朱色は、作品内に使われている色からチョイスしました。作品内に使われている色を採用すると、派手目の色を使っても馴染みやすくなります。
こちらの絹本も裏打ちをしてから額装しましたが、マットの仕様を変えるだけで雰囲気は左右されます。額もマットもお好みにはなりますが、ご自身がどのような作品として仕上げたいのかお考え頂くのも額装の楽しみのひとつでしょう。