絹本に描かれた日本画の額装です。「絹本」とは主に日本画を描くときに使われる、絹の生糸を平織りして作られた布地。布地の目が透けるほどに薄いので、布地の周囲を木枠に固定して、ピンとさせつつ描くのが基本になります。こうして描かれた絹本の作品は、木枠から剥がされた後、裏側に補強の紙貼り(裏打ち・表具)をして完成となります。絹本のままでは飾ることはままなりません。裏打ち作業を経た絹本は、透けて見えていた裏側に紙貼りされることにより、色合いもはっきりと生まれ変わることになります。
裏打ちした絹本は、額縁に飾るか、掛け軸に仕立てられることになります。こちらの額装例では、
既製の隅丸和額、「一般額 D715」を使いました。一般額とマットを組み合わせた、オーソドックスな額装方法ですが、どんす柄のマットで格式高く仕上がっています。
前述の通り、絹本の額装には裏打ち作業が必須です。裏打ちも含めたお見積もりをお知らせいたしますので、
お問い合わせよりご連絡ください。もしご自身で裏打ちができるようでしたら、額とマットのみをご用意いたします。
面金付の額装マットも、HP上よりご注文いただけるようになっております。