金庫の分厚い扉を額装しました。大きさは勿論のこと、その重量もかなりのもの。重厚なフレームと扉がマッチして、存在感のある仕上がりとなりました。
こちらの品物は、まずお客様の手による額装作業は行えません。なんといっても品物の重量が問題で、しっかりと落ちないように厳重に固定がされています。
扉全体を背面にべったりと密着させるため、扉裏側の凸部分がぶつからないよう、額縁の背面に穴を開けてはめ込んでいます。また扉の上下には、扉を挟みこんで固定する木材を設置しました。これによって上下左右どちらにも、ずれることはありません。
今回使用した「CD77 ブラウン:BR」は、いわゆる仮縁と呼ばれるフレームです。金属製で耐久性に優れるため、大サイズの品物やこういった重量物にはぴったり。フレーム内部の深さにも余裕があるため、立体物の額装にも適します。重量物や大きな作品には、額縁の耐久性が高いに越したことはありません。
仮縁にもそれなりの形状とカラーバリエーションがありますので、お好みに応じてご選択いただけます。
金庫の扉の額装は初めての経験になりました。額に入れることを想定していない品物であったとしても、どうすれば飾ることができるのか熟練のスタッフがご提案いたします。まずは一度ご相談ください。