創業時の屋号や連絡先が記載された、歴史の感じられる前掛けです。例え昔の面影が無いほどに会社が成長できたとしても、前掛けが象徴するひたむきさは、企業スピリットの中に息づいていることでしょう。エントランス・役員室・応接室など、様々な場所に最適なインテリアとなります。
内部に深さのある立体額を用意し、縫い付けと両面テープを駆使して固定しました。立体の額縁は多数の既製品の他、特注サイズでの製作も可能です。こちらの額装例では、
「立体額 シェリール」を特注サイズで用意しました。 前掛けをセットする際に問題なのは、腰紐のレイアウトと、前掛け下のヒゲの処理です。腰紐は長さにかなり余裕があるので、何度か折り返して形作らないといけません。額縁サイズが大きくなり過ぎない範囲で、レイアウトを検討しましょう。
前掛け下のヒゲは、そのままだと暴れて見苦しくなってしまいます。静電気の影響で、前面カバーに向けて立ち上がってしまうので、何らかの方法で背面に固定しないといけません。こちらの額装例では、ヒゲの上に糸を横切らせて押さえました。両面テープをヒゲの下に貼る手もありますが、ヒゲが重なっていると付かない、両面テープが隙間から見えるなど、不十分な固定となってしまう場合があります。縫い付けは根気の要る作業ですが、信頼のできる固定方法になります。