書道作品(動書)の額装です。普通の書道用紙に書かれた作品ですが、立体額に奥まらせて飾りました。
前面にはクリーム色のマットを窓抜きして配置し、背面には赤のマットを窓抜きして配置しています。前面マットの窓抜きを広めにし、背面マットの赤が広く見えるように配慮しています。額縁の外側から、黒、赤、白、赤、書道用紙の白と、コントラストの利いた額装に仕上がりました。クリーム色のマットと赤のマットの間にある、高さ的なメリハリもポイントです。
この高低差がなくても、額装としては成立します。高低差が無い場合、
つまりはダブルマットの変形タイプ、上下に重ねるマットの間隔を広くした形になります。とはいえ、高さのメリハリも含めた仕上がりと比べるとインパクトは段違い。薄い紙を敢えて立体額に飾る好例となりました。