大中小、3つ組の木杯の額装。賞状がA3サイズ(297×420)で比較的小さめです。木杯3つに対して若干縦方向の長さが短いのですが、額縁が大きくなりすぎないように注意しました。賞状が褒章サイズ(365×515)位だと自然とバランスが取れてしまうのですが、余裕を持たせすぎて間の抜けた感じになるといけません。かといって窮屈だと貧相になるので、額装の経験に裏打ちされたバランス感覚が大切です。
盃には台座が付いているので、かなりの厚みがあります。3つ組の盃が違和感無く鑑賞できるよう、それぞれで埋め込みの加減を調整しました。フレームの厚さだけでは納まりようが無いので、裏板に飛び出し加工も行っています。盃の額装は微妙な寸法調整の繰り返しなので、決まりきった大きさの杯以外は、必ず杯一式をお預かりして作業する必要があります。
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