白色桐葉章(はくしょくとうようしょう)と大きい賞状(勲記)、勲章ケース、略綬(勲章徽章)を額縁に入れました。白色桐葉章は明治8年(1875年)に制定された、「国家又ハ公共ニ対シ勲績アル者」に授与される勲章です。章の本体部分は銀製で、五三の桐の形をしています。
白色桐葉章は、章自体も、章が入っているケースも若干小さめです。
「叙勲額 NR29」にサイズ調整を施してから額装しました。縦方向のスペースが余ったので、略綬(勲章徽章)も飾っています。本来、略綬と勲章を同じ額縁に入れることはおすすめしておりません。勲章を省略して表しているのが略綬なので、同じ物が並べて飾られていることになってしまうからです。
白色桐葉章は2003年(平成15年)の勲章制度の改正に伴って廃止されました。現行の勲章とは勲章の形も、勲章ケースの大きさも異なります。賞状の大きさはよほど年代が遡らない限り420×595で同じですが、ただ単純に叙勲用の額縁をお求めになってもお使いいただけません。叙勲額をお求めの際は勲章の名称、ケースの大きさ等をお確かめください。