非常に立体感のあるタペストリーです。ベースの布地の厚さが5ミリ程度、描かれている花瓶の盛り上がった部分は、30ミリにも及びます。布地の上部には棒を通すための筒状になった部分があり、本来はここに棒を通して吊り下げて飾るようです。
ヒゲの付いた絨毯などと同様に、タペストリーを立体額の中央に固定する方法もありましたが、マット材にはめ込む額装を行いました。『タペストリーを額縁に入れているというよりも、このタペストリーを絵画のように額縁で飾りたい』というのがお客様のご希望です。タペストリーの布地をパネルなどの基底材に見立て、額縁にはめ込んだ形になります。
タペストリーを彩る黄色と、額縁のゴールドが良く合い、豪華な統一感のある仕上がりになりました。