パソコンモニターにフレームを付けました。モニターが入るよう額縁の大きさを設定し、ぎゅっとはめ込んで固定しています。
テレビ画面やパソコンモニターなど、額縁の枠をつけたいというご要望をいただくことがありますが、この額装例のようにシンプルに取り付けられることはほとんどありません。
大前提として、画面の外枠が正確な四角であり、スイッチなどのでっぱりがない必要があります。この条件から少しでも外れると、ほぼ額縁を付けることは不可能。スイッチに合わせて額縁の内側を削るとか、変形した額縁を作るというのは現実的ではありません。
もし上記の条件に適合するとしても、寸法の算出が困難を極めます。動かずにはまるけど、画面に無理な力がかからない、、、この適正寸法が非常に難しいのです。
実際には少し余裕を持った寸法で額縁を製作することになると思います。寸法に余裕がある以上、何らかの形でフレームとモニタの枠を固定しないといけません。固定の選択肢はほとんど無く、モニタに両面テープを貼るくらいでしょうか。いずれにしてもあまりスマートな方法ではなく、
額縁のかかりや深さの条件も重なり合って、「やってみないとわからない」作業になります。
モニタを弊社でお預かりすることもできませんので、寸法の算出、フレーム形状の考察、実際の設置など、すべてお客様にお願いすることになります。モニタや液晶テレビの額装は、「届いたフレームが使えない」可能性が付きまとう、とても難しい作業になります。